SSブログ

ヴァチカンのエクスシスト [雑感]

ホラー映画をふだん見ないので新鮮だった。
かんそう。
かんそうとしては、「ライドウの続編早くきて」だな。
世界は滅びないし世は乱れないし町は燃えないし、森の中の修道院と家族3人が大変な目に遭ったくらいで、現世への影響はこじんまり。主人公たちのトラウマえぐって罪悪感煽ってわりとじっとりしていたが、そのへんは悪魔祓いもの映画のお約束を踏まえてるのかな。同ジャンルの古典作品へのリスペクトを感じる場面があったけど、よくわからず。
敵の攻撃手段が幻覚、サイコネキシス、ポルターガイストで、リアリティラインが現実寄りだった。
やー、巨大戦艦とか異界化とかせめて実体化とか……

主人公の格好でタクティクスオウガのプレザンス神父を思い出して、エクソシストってほんとにこういう衣装なのねってわかったのは楽しかった。そういえばあれも闇のオーブを使うことでサモンアスモデできるゲームでしたね。

映画では、過去の教会関係者の非道な行いは悪魔に乗っ取られてしたことになっているけど、それってさー。人間は都合の悪い過去をそうやって魔に押し付けるからね、とわたしの中の金髪の少女が微笑んでる。
nice!(0) 
共通テーマ:ゲーム

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル [雑感]

アンティキティラだー!
アルキメデスのダイヤルだー!
アンティキティラで「九龍妖魔學園紀」の太陽系惑星儀が脳裏をよぎるし、ロンギヌスの槍で「ペルソナ2」の聖槍がよぎる。テンションが上がる。
順番的には「九龍妖魔學園紀」がインディ・ジョーンズのリスペクト作品なんだけど、前作クリスタル・スカルの王国も「九龍」の水晶の髑髏や「ペルソナ2」の水晶髑髏を思い出して楽しかった。
知っていたけど自分のオカルト知識はATLUSに染まり過ぎてる。

インディ・ジョーンズシリーズの集大成なのかな。荒唐無稽な展開で大好き。
歴代の登場人物が歳を取って、懐かしい顔を見られて、乗り物系のアクションシーンが大盤振る舞いだった。
テディの盗んだ飛行機の後部座席にパイロットが同乗しているのがヘンに真面目で笑ってしまった。飛行機を離陸させることは見よう見まねでできても、荒野に着陸させるのはすごく難しいから?

人生を振り返る時期を迎えて居場所に迷うインディーを、力技で連れて帰るヒロインはとても良い。
最後に「家族」のところへ帰るのがアメリカ映画的なエンドだなーと思いつつ、マリオンの肘に口付けるシーンはなんかもう、胸が詰まった。ロマンチック!
エンディングで外に干してあったトレードマークの帽子をしゅっと手で掴むのが、また冒険に出ていくことを予感させてよかった。
アドベンチャーは終わらないんだな。
nice!(0) 
共通テーマ:ゲーム

航空科学博物館 [雑感]

航空科学博物館に行ってきました。
なにしろ成田なので、博物館の頭上を本物の飛行機がばんばん飛んでいく。
空を見上げて飛行機がいないときがないんじゃないかと思うほど、常に飛んでいる。
飛行機は向かい風に向かって離陸し、向かい風に向かって着陸するそうなので、風向きもちょうどよかったのかな。

航空科学博物館は今年30周年で、8月にリニューアルされたそうです。
ジェットエンジンの展示解説に最近デジタルマッピングが導入されたと聞いて、仕組みがわかりやすいなあと思ったあれは、デジタルマッピングだったのね。
博物館の中では、零戦のコックピットに乗って自由に風防を開け閉めすることもできる。
屋外展示の飛行機もたくさんあって、YS-11 の内部にも入れる。

そして、航空科学博物館の真価は、各種の体験に参加してこそだった。
DC-8 フライト体験も楽しかったけど、そちらのスタッフさんが、本物のエンジンを動かすからオープンハウスに参加するといいよって勧めてくれて、行ってみたらとても楽しかった。
オープンハウスは、2019年度は原則として毎週土曜日に開催されているそうなので、ぜひ!

この日のオープンハウスはCコースで、大きな鳥の翼のような形をした模型を上下に動かすとどうなるか?っていうところから新鮮だった。
揚力の話、ピストンエンジンの原理。ピストンエンジンを複数組み合わせる場合は、振動が大きくならないように各エンジンの動作のバランスを取る話。
可変ピッチ・プロペラの話。フェザリングは、エンジンが停止してプロペラが回転しないとき、空気抵抗を最小限にするために、羽(ブレード)の角度が風の流れと平行に近くなる。
混合気爆発装置の実験も面白かった。燃料をちょっと入れて、ドライヤーで温めて、プラスチックのキャップをした状態で点火すると、キャップが勢いよく外れて飛んでいく。
ピストンタイプのエンジンと比べてジェットエンジンは軽くて振動しない。欠点はうるさいこと、燃費が悪いこと。
などなど、模型と実物を見ながらお話を聞くことができた。工学の知識のない人間がうろ覚えで思い出しながら書いているので間違っていたらすみません。

ピストンエンジンとジェットエンジンの実物を動かすところも見せてもらった。
ヘリコプターのエンジンの位置と向きを初めて知った。
ジェットエンジンを動かすときにはヘッドホン型の耳栓、イヤーマフも貸してもらえる。
エンジンが吸い込んだ砂や石によって傷ついた部品や、細かい穴が空いている部品(タービンブレード?)も見せてもらった。
火山灰を吸い込むとガラス成分が融けてエンジン内部に付着してとても危ないとか、航空燃料は灯油にいろいろな薬品を添加したものだとか、子どもにも初心者にも伝わりやすいように説明してもらえた。
オープンハウスの参加者は幅広い年齢層で、そのうち親子連れの割合が半分くらい。
小さな子にも大人にも、実験や操作に参加できる場面があって内容が濃くて楽しかった。

体験館には B737 MAX と B777 のシミュレーターがある。
見学だけのつもりだったけど、行ってみたらまさかの待ち時間ゼロで、こんな機会は二度と無いかもしれないと思って、せっかくなので B737 MAX の方で遊ばせてもらった。
むちゃくちゃ難しかった。
スタッフさんは「自転車に乗れるならできますよ」って仰っていたけど、ムリだー。

横に着いてくれるスタッフさんがものすごく上手かった。
わたしの操作によって不安定になった機体がフラフラした状態のまま、滑走路の上まで来ちゃったところから、着陸を成功させる神業。すごい技術を目撃できてそれはそれで楽しかったけれども、自分にはこのシミュレーターはまだ早かった気がする。
シミュレーター体験後にカードをもらえて、次にそのカードを持って来ると別の内容のシミュレーションに挑戦できると教えてもらったけど、それってさらに難易度が上がるということでは。

航空科学博物館にはご飯を食べるところがないので、次はおやつを持っていきたい。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ゲーム

「風立ちぬ」 [雑感]

宮崎アニメの映画「風立ちぬ」を見ながら思ったことの走り書き。

飛行機に限らず、船や鉄道、自動車など乗り物がたくさん出てくる。
飛行機もいろいろな種類が出てくる。
ジェラルミンの爆撃機や艦上戦闘機など、近代飛行機史の一端に触れられて面白かった。

飛行機が壊れて落ちる、崩れて落ちるシーンが多く感じた。
開発に試行錯誤は付き物として、優雅に爽やかに力強く飛ぶシーンよりも壊れるシーンの方が印象に残って、偏執狂的に描かれているように見えた。
その後、特典ディスクの絵コンテ版を少し見たら、そちらの描写はあっさりで、なんでそうなっているんだろう。
絵コンテの方は、所沢航空発祥記念館の2階に展示されている事故の状況を描いたスケッチを思い出した。

関東大震災とか太平洋戦争とか会社の名前が出てこない。国の名前は出るのにね。
さすが三菱、まとめ方が上手い。って外部の人から間接的に示されるのと、ホテルや診療所の名前が背景として表札に描かれているくらい。

緊張感がずっとある映画だなあ。
息を吸うように煙草を吸う。
清流の縁に咲くダイモンジソウが可愛い。
紙飛行機を輪ゴムで飛ばすのってカタパルト。

ロマンスとしては、わりと馴れ初めから丁寧に二人の絆が深まっていくところが描かれてる。
ヒロインが快活で活発な啓けた女性に見えるので、病という現実がしっくり降りてこないのがまたやるせない。

空襲に遭って燃える町と焼け落ちた飛行機に美しい音楽を合わせるセンス。

賛美でもないし、反戦でもない。
飛行機は美しい夢だ。という台詞と、それに対する反作用がテーマだと思った。
いい飛行機を作りたいだけだ。と聞くと、「では聞くがな! ぬしのロケットは夢やロマンを噴射して飛ぶのか!?」や「本当の本当に本音の部分では、」を思い出してしまう。

生きねばならないこの主人公が、この後に何を成したのかが重要なんじゃないでしょうか。
YS-11 を作るしかない。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

エアフェスタ浜松2019 [雑感]

エアフェスタ浜松2019に行ってきました。

現役の機体をいろいろ見ることができて楽しかった。
航過飛行や救難展示、機動飛行など、実際に飛ぶ姿をたくさん見られて嬉しかった。
飛行展示のときは放送で機体や機動の解説をしてくれるので、初心者にもわかりやすい。
どの航空機にも言えることだけど、地上にいるときと飛んでいるときで印象が違うね。
あんなふうに飛ぶんだ!って、こういうところで実物を見ると思い入れができてしまう。

早期警戒管制機 E-767 が飛んでいるところを見られたのが嬉しかった。
大きな円盤型のレーダードームがゆっくりと回っていた。
アナウンスでは「お皿」と呼ばれていたよ。

F-16 FIGHTING FALCON が速かった。
あのカッコよさはすごい。
速すぎて、前を通過するだけで迫力がある。
後方からいきなり建物に覆い被さるように飛んできて、すごい速度で頭上から去っていった。
一気に上昇して遥か天頂でロールしてる姿を見て、今、この空はあの子のものだなと思った。

F-15J と F-2 が地上に並んでいるのも見られた。
周囲から360度好きなだけ眺めることができて面白かった。
F-15J と F-2 は、学生さんが整備を学ぶために一時的にここにいて、その後はメンテナンスを受けるのだそうだ。

40度の急上昇、90度ずつのロール、360度の水平ループ、シャンデルなど。
各機が機動をくるくると見せてくれた。
楽しそう…だけど、すごいGが掛かっているはず。
T-4 の水平ループで5G って言っていたものねえ。

時間の関係で最後まではいられなかったけど、帰りのバスの中から6機が綺麗な三角形に並んで飛んでいくのが見えた。
浜松駅のバス降車場から、ビルとビルの間に見える空を2機が飛ぶのも見えた。
「都市の上空を飛ぶ小型ジェット機」というのを目にしてしまった。

今回持って行ったものは、帽子、日焼け止め、スマホ、カメラ、飲み物、おやつ。
軽食は売店エリアで買えるのでそれも楽しいけど、お昼近くになると少し並ぶ。
F-16 や F-2 は場合によってかなりの轟音なので、小さなお子さんや心配な人は、耳を保護するための耳栓があった方がいいかも。
次回は腰を下ろせるようなものを何かを持っていきたい。
(レジャーシートやキャンプ用チェアは一部の場所でのみ使用可。)

来ている人の年齢層が幅広くて、ふつうの親子連れもいるし、若いカップルもいるし、制服やスーツの人もいるし、その家族っぽい人もいる。
入口で手荷物検査があったり、地上展示の航空機の前にロープが張られていたり、隊員さんがぴしっと立っていたりするけど、全体の雰囲気は和やかだった。
すごくデリケートな配慮のもと、関係者の努力で成り立っているイベントだと思うんだけど、学園祭みたいというか体育祭みたいというか地域のお祭りみたいというか、きちんとしているんだけど穏やかで、不思議な盛り上がりのある空間だった。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ゲーム

所沢航空発祥記念館 [雑感]

1.jpg
所沢航空発祥記念館に行ってきました。

航空公園駅を出てすぐのところに綺麗な YS-11 国産旅客機が展示されていて、
機体は白地に青&水色のカラーリング、プロペラは白と青の組み合わせ。
プロペラの後ろ(エンジンのあるあたり?)が銀色なのは、無塗装なのかな。
武骨でギャップが可愛い。
この YS-11 は航空発祥記念館の屋外展示扱いなのね。
周囲をぐるぐる回って眺めてしまった。

駅から少し歩いて行けるところにある航空発祥記念館の前の芝生広場には、
同じく綺麗な C-46 中型輸送機が展示されている。
C-46 はタイヤが太くて可愛い。

記念館の展示室に入ると日本の航空機開発の年表が貼ってあって、
戦前から戦中までの飛行機の種類と数の多さに驚いた。
ここに展示されている航空機のうち、セスナ T310Q は操縦席に座れて、
小学生くらいの子たちが次々と交代で座っていた。
操作すると翼の一部がパタパタ動くんだよ、いいなあ。
ノースアメリカン T-6G は横にタラップがあって、操縦席の高さまで登れて、
パイロットの目線に近いところから計器の並びや操縦桿を見ることができる。
わくわくする部分もあるけど、操縦席の狭さと閉塞感にどきっとした。

印象的だったのは、ニューポール81E2 の実物(遺物)とその復元展示。
実物の方は大正15年に実際に日本の空を飛んでいた機体で、
長い年月のうちに大部分は腐食して、機体のエンジンと胴体の一部だけが残っていたもの。
胴体の部分である木のフレームは、機体の大きさに比べてびっくりするくらい木材が細い。
プロペラは板を貼り合わせたもので、滑らかな曲線に加工してあるけど
端の方から傷んでささくれだっていた。
昔の飛行機は木で作られたって聞いたことはあったけど、この姿を見て腑に落ちた。
復元されたニューポール81E2 は、木製のプロペラが楽器のように美しかった。

飛行の原理や、主翼の構造、尾翼の構造と働き……などの解説があって、
特にジェットエンジンの種類と違いについては何か所か説明があったので、
飛行機のことが少しわかったような気がしたけど、やっぱり気のせいかもしれない。
自分の言葉ではとても説明できない。

日本初の飛行場が生まれた地としての歴史を刻む博物館で、
小さな子どもたちにも親しまれていて、ワークショップが楽しそうだった。

ところで、この記念館にも小型のフライトシミュレータがあったので
触らせてもらったんですけど、初級はともかく中級に挑戦した途端ぼろぼろでした。
着陸……、着陸が下手過ぎる……。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ゲーム

岐阜かがみはら航空宇宙博物館 [雑感]

小型の飛行機を見たくなって、岐阜かがみはら航空宇宙博物館に行ってきました。
屋外展示されてるのと、建物の中に並んでいるのと、たくさんあって壮観!
大きさの違い、形状の違いが楽しい。

ここの博物館は、三菱スペースジェットの模型やハヤブサ2の解説もあるけど、
実物の展示は全体的に国産のレトロな機体が多い印象。
ISSの実験棟の1/1模型もあって、航空宇宙産業のカラーがにじむ。
ミュージアムショップのグッズは、F-15J/DJ 推しなのかな。

駆け足で館内を回った中で印象に残ったのは、飛燕が大事にされていたこと。
無塗装の状態で、文化財として丁寧に修復されて展示されていた。
海上自衛隊の救難飛行艇 US-1A は胴の下部が膨らんでいて、
ブルーインパルス2代目の T-2 練習機は機体の先端がイッカクのように尖っている。
昔の飛行機はシートの作りがシンプルで、座り心地が悪そうだった。
あの状態で長時間操縦するのはものすごく疲れそうだ。
F-15J/DJ は、そりゃ現役の機体は展示してはおけないよね。
時期を選んで各地の航空祭や浜松のエアーパークとかに行けば見られる?
もちろん F-22 はありませんでした。当たり前である。

ありがたいことに旅客機のシミュレータを触らせてもらったのだけど、むずかしいー。
体験できたのは、離陸と巡航を体験できるコース02sで、
ラダーは使わず、飛行ルートの正確さ、丁寧さが求められる内容だった。
操縦席の窓に理想的なコースを示す緑色のリングが投影されるんだけど、
コースから一度はみ出ると立て直せない。

シミュレータは、外から見たり自分が操縦したりする分には平気だけど、
順番を待っているときにひとさまの操縦を真後ろで見ると結構酔う。
真後ろからだと操縦席の窓越しの風景しか見えないから、
自分では制御できない状態で地平線が何度も斜めになるとクラクラするんだなー。

小型ジェット機のフライトシミュレータは自分では触れなかったけど、
ひとさまが操縦している様子を脇から見ることができて、
わー、HUD ! HUD ! と心の中で喜んでしまった。

機会があればまた行きたいし、他の航空博物館にも行きたいな。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:ゲーム

SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』(その2) [雑感]

2019年7月27日(土)18時00分開演
天王洲 銀河劇場

SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』、勢いでもう一回見てきました。
前回は上手側だったけど、今回は下手側だったので、見え方が違って面白かったです。

以下、箇条書きでネタバレ込みの感想です。
今回も思いつくままに書いたので、とても散らかっています。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇

SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』 [雑感]

IMG_0939.jpg
2019年7月19日(金)19時00分開演
天王洲 銀河劇場

SCHOOL STAGE『ここはグリーン・ウッド』を見てきました。
自分は、原作を単行本で読んだことがあって、
CDを少し聴いたことがあるくらいのゆるいファンですが、楽しかったです。

以下、箇条書きでネタバレ込みの感想です。
思いつくままに書いたので、とても散らかっています。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇

劇場版『魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』 [雑感]

劇場版『まどか☆マギカ』の映画を観てきました。
マミさんとほむらちゃんのGAN=KATAシーンがカッコよかった。
戦闘シーンがスピーディーでダイナミックで、無数に走る銃弾の軌跡が華やか!
映画館の迫力で見られてよかったと思うと同時に、一時停止しながら見たいなあと思った。

映画が始まる前にP3の予告が流れていたので、ほむらが銃口をこめかみに当てて
引鉄を引くシーンで「ぺるそなー!」と思ったことは内緒。
あれ、本気で吹っ飛ばしているよね。魔法少女はソウルジェムさえ無事なら大丈夫とはいえ、
ほむらは痛みも恐怖も振り切っているんだなあと感じられて、覚悟が見られて好き。
こうしたら巴マミは動揺するだろうと確信しているほむらからマミへの自覚のない信頼も好き。

映画版のさやかはオクタヴィアも自分の力にしていてカッコよかった。
かつて魔女だった自分さえ認めて受け入れているように見えた。
ほむらの追及をいなしながら水たまりの水を跳ね上げて水滴と戯れるシーンが、
今までのさやかちゃんのイメージとはちょっと違って、なんとなくミステリアスで、
あれ?、と思ったらオクタヴィアが現れて、わあっとした。
さやかは叶わなかった恋の痛みと後悔をほのかに浮かべて騎士しているときが、すごく魅力的。

なぎさも、シャルロッテかつベベな自分を嫌いじゃない感じで、前向きでいい。
ベベの姿でもマスコットとしてお役立ち。マミさんとの共同生活楽しそう。チーズ語可愛いです。
なぎさの姿でもマミさんと仲良くしてたらいい。

杏子ちゃんはさやかの家に居候しているらしいよ! すごいよ、あの理想の世界!
杏子とさやかがまどかの周りを追いかけっこしてくるくる回る登校中のシーンは、
できたてのカップルみたいな二人の世界でどうしようかと思った。
それから、杏子がほむらに食べ物を渡すシーンが好きだ。
食べ物を差し出すのは気を許している相手って感じがする。
人差し指と中指でポテトフライをキャッチするほむらちゃんカッコいい。

まどかがことあるごとに天然でほむほむの心にクリティカルヒットな台詞を言うので、
そのたびにほむらちゃんの心が折れる音が聞こえる気がする。
もうやめて! とっくに暁美さんのライフはゼロよ! 
ほむらにはまどかしかいないけど、まどかには家族も他に友達もいるのだよね。
まどかも甚大にほむらのことが大切だと思うけど、
ほむらの思いの深さと、まどかとの絶望的な意識の差に同情する。

ラストシーンでほむらちゃんが全然幸せそうじゃないのが萌える。
もうこれ、ほむらはまどかに滅ぼされたいんじゃないのか。

この世でたった一人の大事な存在に幸せでいてほしいという気持ち。
それが独善だと気が付いているがゆえの罪悪感。
目をつむって自分の作った偽物の幸せに浸れるほど鈍感ではないから孤独。
好きすぎて拉致監禁というベタな王道すぎて最高である。
ほむらはひとりでいろんなものを背負わされちゃって大変だ。

TVシリーズの後半でほむらがまどかに「こんな世界、何もかもめちゃくちゃにしちゃおっか?
(中略)それはそれで、良いと思わない?」 と涙声で訴えるシーンが好きで好きで、
追い込まれぶりが可愛いなあと、萌えの瞬間最大風速が吹き荒れたのだけど、
今回の映画でもスタッフはもう、本当に薄暗いココロのツボを的確に押さえてくる。
王道というかなんというか、すごく、見たいと思っていたものを見せてもらった感じだった。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ