逆転裁判4(その4) [逆転裁判4]
『逆転裁判4』クリアしました。面白かった!
このゲームは小説を読んでいるのと同じで、途中でやめられないので困る。
(孫を自慢するお祖父ちゃんのようなとても嬉しそうなカオで)
ゲームを始めてから次に遊ぶまで日数が空くと、その間に記憶が薄れて
証言や聞き込みで拾ったヒントを忘れてしまうというのもあるけど、
一気に遊んでしまうからもったいない気もします。
すべての証拠品を突きつけたり、すべての証言を揺さぶったりして
丁寧に遊びたいけど、短期間に畳み込まないとウソを暴けない。
思わず声が出るくらい意表を突かれたのはアレです。
まさかあの人が、……と……の……だったとは――。
改めて考えてみれば伏線は張られているけど、ゲーム中は意識していなかった。
オドロキがあって楽しかったです。
『逆転裁判』1~3が綾里一族中心の第1部だったとすると、
4は或真敷家メインの第2部のはじまりという感じでした。
また続きが出るといいな。
逆転裁判4(その3) [逆転裁判4]
第2話『逆転連鎖の街角』でみぬき嬢が15歳ということがわかりました。
ほほう、成歩堂くんとは18歳差の娘さんか……。
成歩堂くんはあれで、意外と何が出てきてもおかしくないキャラだよな。
「あ、パパ」って声を掛けるときのみぬきの顔が明るくていい。
信頼してる相方みたいなんだ。
DSになって容量がぐっと増えたのか、第3話ではポリゴンのムービーが見られます。
それを最初から派手に見せつけずに、中盤からやるのがにくい。
カガク操作といい、今作からこれまでにない新しいシステムが導入されているけど、
逆転裁判のどこかレトロな雰囲気を壊さずに、上手く使っていると思う。
そして、牙流(ガリュウ)検事の前髪が柔らかそうでちょっと困る。
髪をかき上げるんじゃなくて持ち上げて、その手を離すとさらりと下りて元に戻るんだ。
うわ、これじゃ女の子のハートはメロメロだ。
牙流検事は法廷での勝敗よりも、真実を明らかにすることに重きを置いているので、
事件を調べるときも安心して話ができます。
裁判パートで「尋問開始」のとき、DSの下画面に弁護士と検事のアップが流れるんだが、
対決というより真剣に話を聞いているように見える。
「やっぱり検事さんはこう、クールでちょっとミケンにシワを寄せて……
"じゃらじゃら"より"ひらひら"した感じが理想よね!」は茜刑事のお言葉ですが、
最初の印象よりずっと感じのいい人だった。
若き日の短髪バージョンもいいね! (やっぱりメロメロか)
あとそうだ、成歩堂なんでも事務所のマスコット、
観葉植物のチャーリー先輩がお元気そうでよかった。
カーソルを当てて調べたら、「パパのお師匠さんが、とてもかわいがってたみたいで」と
みぬきが言ってくれて、ちょっと嬉しかった。
逆転裁判4(その2) [逆転裁判4]
その日、わたしはデパートの休憩スペースにいた。
普段携帯ゲームを外で遊ぶことはほとんどないんだが、待ち時間がかなりあったのと、
シナリオの続きが気になるあまり、今回初めてDSを家の外に持ち出したのだった。
買い物を済ませて、次の約束までまだ30分以上。
人のまばらなラウンジでこそこそ遊んでいると、カガク捜査が始まります。
下画面にまんべんなくアルミ粉を付けて指紋の検出だ!
タッチペンで白く粉を振りかけると、「そっと息を吹きかけてください」というコメントが表示されます。
はて、まさかホントに自分の息をかけるワケではなかろう。
冷静にタッチペンを握り直し、おもむろに操作を試みます。
しかし、アルミ粉はなにをやっても動かない。
ドラッグするように画面に線を引いても、ダブルクリックの要領でココッと叩いても、
ボタンを順番に押しても、吹き掛けるってことがどういうことかわからぬー。
仕方ないのでおそるおそる息を吹き掛けてみた。
静かなフロアであたりを気にしつつ、周りの人に怪しまれないように、そーっと。
やっぱりアルミ粉は動きません。
困った、よりによってこんな状況でこんな場面に陥ろうとは。
約束の時間まであと23分もあるのにゲームの進行が止まったら、
他にやることがなくなっちゃうじゃないか。
けれど、どのボタンを押してもそこから反応しないので、中断することもできず、
DSを半分に折り畳んでスリープさせた状態で持ち帰りました。
家に戻って取説を読んでもアルミ粉の吹き方なんて見当たらないし、
ヒントはそっと吹きかけてくださいというコメントだけ。
ヤケになってせーの!で息を吹き掛けたら、アルミ粉が飛んでいく……。
え、タッチパネルってそんな刺激にも反応できるの!?
下画面のセンサーが拾っているのは風圧? 温度?
とてもオドロキました、すごいねぇ。
その後の実証によると指紋採取用のアルミ粉を吹き飛ばすには、
文庫本の1ページが持ち上がるくらいの勢いで息を吹きかけることが必要です。
「そっと」じゃダメだ、結構本気で吹かないとダメなんだ。
しかし、カガク捜査は楽しいな。
やり方はかなりシンプルで、タッチペンで画面をなぞったりボタンを押したりするだけだけど、
自分の手で証拠を見付け出すから操作している実感がある。
手掛かりのアイテムを拡大させたり回転させたり、
多方向から調べて事件解決のヒントを発見できるのが面白い。
逆転裁判の半分は探偵パートでできているから、そういうのが大事と思うんだ。
逆転裁判4(その1) [逆転裁判4]
『逆転裁判4』を買いました(敗北宣言)
今月は忙しいし、別のタイトルを予約済みだったし、我慢しようと思ったんだ。
だけど、公式サイトの体験版で久しぶりにあのシステムに触れたら懐かしくて、
気付いたら GBA の『逆転裁判3』を始めていて、我に返ったときには第1話どころか第2話の
「倉院のツボ」が盗まれるところまで進めてしまって、これでは『逆転裁判4』をやらないと
決意した意味がないなと思ったら、ショップに向かう足が止まらなかったんだ。
『逆転裁判3』は楽しいね。
千尋さんが優勢になったときに前髪を払う仕種とか、
理知的な霧緒さんの抑えた色気とか、久々に見ても素敵だった。
二人ともどちらかというとストイックな仕事ぶりなのに、
立ち居振る舞いに色気が香るっていうギャップが好きだ。
『逆転裁判2』で霧緒さんが笑顔を見せてくれたとき、どんなに嬉しかったことか!!
ええと、それはともかく『逆転裁判4』です。
逆転裁判は物語の展開を知ると面白さ半減なので、
これから遊ぶかもしれないという方はネタばれにご注意ください。
(自分はだから、なるべく記事を見ないようにしてました。
そしたらそれが行き過ぎて、発売日をすっかり忘れてこんな事態になりました)
新主人公の王泥喜(オドロキ)くんは今のところ、成歩堂くんと操作性に違いはない気がします。
操作性というとアレですが、台詞や行動に
プレイヤーとの意識の差を感じる部分が少ないという意味です。
このゲームのシステム上、主人公は無色透明な方がいい。
代わりに素直だった成歩堂くんがスレてふてぶてしくなっていますが、
見慣れてくると無精ヒゲもかっこよく見えるから現金なものです。
33歳の成歩堂くんは落ち着いていて男前だね。成歩堂くんが「異議あり!」っていうと痺れるね。
有利な展開に傾いたとき強気なメロディが流れるのも、胸が高鳴るね!
燃える。
ジャンルが法廷バトルなのに、前作主人公が弁護士からピアニストに転職していたとか、
7年の間に家族が増えていたとか、そういうことを脇にうっちゃる勢いがあります。
今は、しがないピアニスト [逆転裁判4]
ちょっとだけのつもりで『逆転裁判4』の体験版をやったら楽しくて仕方ありません。
ダメだー、来週には『ペルソナ3 フェス』が待っているのに、
逆裁なんて始めたらまっとうに生活する時間がなくなるー!
逆転裁判は、裁判パートと探偵パートを交互に進めていくゲームだけど、
テンポがよくて、シナリオの続きが気になって、証拠を見つけたら相手に突き付けたくなって、
いったん始めたらやめられない、本当に恐ろしいソフトなんだ。
でも楽しい。
日時と場所が表示されるときのタイプライターのようなカチカチという音も、
裁判長が木槌を打つときの乾いた音も、懐かしい。
公式サイトに置いてあるプロモーションムービー Ver.3、
キャラクターたちが次々と台詞を畳み掛ける演出が格好良いです。
極秘映像(新主人公が決まるまでの開発スタッフ重役会議)も公開されています。
某ニトロプラスの特典ゲーム開発風景のようだけど、どこの会社も制作現場はこんなふうなのか。
さすが「異議あり」の本家、映像に対するつっこみが冴えていて可笑しい。
新しい主人公はオドロキくん。
主役交代ですが、前作までの主人公ナルホドくんも第一話から登場します。
ナルホドくんは前作からの7年の間にやつれたね。
コーディーといいアーサーといい、CAPCOMさんはそういうネタが好きかな。
http://www.capcom.co.jp/saiban4/
(逆転裁判4、公式サイト)