真・女神転生メモリアルアレンジトラックス

真・女神転生DSJの25周年記念パックを開封しました。
2017年に新宿ReNYの 25周年LIVE -CHAOS SIDE- に行ったとき、
MCコーナーでスタッフさんがこれを紙袋から出して紹介しておられてね、
それを見たら放っておけない気分になって発売時に買ったのを、やっと開けられました。

同梱されているサントラは6枚組で、1/2枚目は真1のサントラ、3/4枚目は真2のサントラ。
5/6枚目はメモリアルアレンジトラックス。

5枚目は RE-Arrange Outside というサブタイトルのとおり、
社外のコンポーザーさんによるアレンジ。これが面白かったので感想をメモしておきたい。
自分でもお名前を聞いたことがあるような錚々たるメンバーが揃ってる。

細江さんが1曲目という時点で楽しい。
重々しく始まって風景があちこち切り替わって「カテドラル」。
通信音とかノイズの入りそうな、こういう雰囲気、らしいと思う。

高田雅史さんは真4Fより「神殺し」。ぎゃー、出たー！ 高田さんだー！ 不穏ー！
とてもヤバいことが起こりそう/起こってるという感じで、かっこいい。
ライブハウスでヘドバンしたい。

並木さんのアレンジ、燃えるよ！ 音も編曲もわかってる感がすごい。
降参するしかない。「UNDERPASS (SHIBUYA 2 GINZA mix）」

古代さんのアレンジ、豪華！ こう来たかー。ドラマチックなゴシックメタル。
邪教の館（煌天）は戦闘曲ではなかったはずだが、しっかり戦闘曲になっていた。
しかもこれ、ボス戦のBGMになるやつだ。

5曲目の坂本英城さんの真2の「戦闘」アレンジ、ほんとごちそうさまです。
この手の音だいすきです。つまりね、25周年ともなると時代の幅が広いので、
コンポーザーがどこに重点を置くかで、好きな音、得意な音を使えるんだな。
レトロ感のある電子音ばりばりでもキャッチーだし、重厚なロック方面に行ってもいい。

柴田さんの真4「市ヶ谷駐屯地」アレンジは、重々しくて重火器の匂いがする。

なるけさんの「銀座」はこれ、あれですね。
ケルト風味のなるけさんじゃなくて、WAのなるけさんですね。
ヒーローものの熱いBGMですね。戦闘曲！

伊藤賢治さんのアレンジ、聴いてると自然と笑顔になっちゃうよ。
SJの「敬虔な恐れ」がこうなりますかー！って。
みなさま、自分の強みというか持ち味というか特徴をよく把握されていて、
この作曲家さんならこうアレンジしてほしいという期待に応えて、
それ以上のものを出してくるのが、上手い。

岩田さん、if... の「アキラ編戦闘BGM」をアレンジしてくださってありがとうございます。
ちょっとSTG味があって、聴いていて楽しい。

サカモトさんが真3の「通常戦闘～街～」をこの色でアレンジするのって、
さすがとしか（顔を覆う）。ポップで可愛い。音がいい。
ネコマタとかモムノフに痛い目に遭わされた記憶が甦るよ。イケブクロだよ！
複数のジャックランタンに連続でマハラギをぶつけられてヤバかった記憶も甦る。
これはどこの街だっけ、ギンザかな。

とても楽しくて、収録時間の47分ちょっとがすぐでした。
真シリーズの少しあやしい、いかがわしい雰囲気もアレンジの遊び心をくすぐるのか、
懐が深くて大人っぽくて楽しい。