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『チーム・バチスタの栄光』、ほか [読書]

『チーム・バチスタの栄光』、ようやく見つけて読みました。
この本を探す過程で同じ著者の本をあちこち手にとって、ひとり海堂尊フェアでした。
理性のあるときは「同じ作者の本は続けて読まないようにしよう」と思うんだけど、
ハマりたてはいつも手当たり次第に読んでしまう。

海堂さんの本を何冊か読んでみて、
この人の作品は複数に渡って人間関係や因果が影響しているので、
全体を理解するにはこのミス・シリーズだけでは足りないということがわかった。
途中を飛ばして軽く読んだだけで下手なことを書くと、見当違いになりそうで、たいへんだ。

『チーム・バチスタの栄光』については、『ナイチンゲールの沈黙』の後に読んだので、
まず文章で「あれ?」と思った。
この本は田口先生の視点で、「俺」という言葉を使って書かれているのね。
3作の中では『栄光』がいちばんミステリーしてた。
そして、やっぱり白鳥さんが出てくると空気が変わる。
高階病院長は作中でさんざん狸といわれているけど、したたかな魅力がある。
病院長や藤原看護師のような大人には、どうやったらなれるのかな。

『極北ラプソディ』は面白かったけど、わたしは自分が思っていた以上に
将軍とハヤブサのコンビが気になっていたようで、最後の方のシーンで動揺した。
さっき地の文で比翼連理って言っていたじゃないかーー!
どうしてそういう終幕になったのか、海堂作品を全部読んだら納得できるだろうか。

キャラクターを立てるのがうまくて、いつのまにか振り回される。
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