極限脱出 9時間9人9の扉（その３）

極限脱出、クリアしました。
真エンドと真エンドに辿り着くために必要なルートの展開は
謎が解けていく面白さと緊迫感があって、わくわくしました。
DSというハードを活かしたシステムも良かった。
だけど、クリアした後のほうが疑問が増えた気もします。

テキストや脱出パートをスキップできないのは演出の内かもしれないけど、
同じ行動を繰り返すのは正直つらい。
だって怖いんだもん。
病院船とか実験室とか監禁室とか拷問室とか人体模型とか、ホラーじゃないのに怖い。
テキストで語られる以上のことをプレイヤーが自主的に想像して気が重くなるので、
きっと雰囲気づくりが上手いのでしょう。
ゆっくり開く扉や思わせぶりな文章、音楽と効果音も煽るあおる。
BAD END はなかなかショッキング。
キャラクターがキャッチーなわりに展開が重いので、
心の準備体操をせずに始めてしまった自分はけっこう、どんよりしました。

一回選んだ選択肢は灰色で表示されるけど、ルートは選択肢の組み合わせで決まるから、
選択肢を全部灰色にしたとしても、正解に辿り着けるとは限らない。
だから、その周回で選んだ選択肢と同行のメンバーをメモしておくと、
次周を遊ぶときに効率が良い、と気付いたのは5周目になってからでした。

以下、ネタバレありの疑問と感想。
潜水艇エンドの犯人は？
ニルスのあの服は誰の趣味で、どこから出てきたんだろう。
サンタはどこまで自分の判断で動いているんだろう。
四葉はアイテムを渡さないと失意のまま消えるのかと思ってたら、逆でびっくりした。
紫のバングルの本当の数字は？
セブンの記憶喪失は疑わしい。
八代が踊り子の衣装なのはなぜ？ あれで本当に淳平と歳の近い子どもがいるの？
ラストの女性は髪型がALLICEっぽいけど、ALLICEを載せていたのはギガント号だよね。
あと、ストーリーの根幹に関する疑問と、キャラクターの行動の一貫性にもやもや。
6つのエンディングを見たけど、隠しシナリオはないのかな？

よく見たら予告編はすごいヒントだったんだね、これ。
いろいろと、ユーザーフレンドリーな部分と、そうでない部分の差があるゲームでした。