オーディンスフィア（その３）

「終焉」の別バージョンについて、メモ。

オニキスVSグウェンドリン戦は、無理心中エンドでした。
オニキスは炎の国が海に沈んで森を焼くことを選んで以来、自制を失ってタガが外れてるし、
グウェンドリンは最初からオニキスをそういう対象として考えたことがない上、
オズワルドへの愛に正直に生きることにしたので、この二人には対立しかない。
「純潔の宝まで損ねおって！」「やめて！」のやり取りが印象的だった。
男の嫉妬だなあ、オニキスよ。オニキスはもう屈折しちゃってなんともかんとも。
本当はオニキスは、グウェンドリンの"オーダインの魔女"なところも好きだと思う。

ダーコーヴァVSメルセデス戦は、エリオンで一番切ないカップルの話だった。
報われない二人だけど、彼らは大事にされてると思う。
イングヴェイとメルセデスのやり取りや台詞が丁寧だもの。
メルセデスの方が死に瀕しているのに、イングヴェイに「痛かったでしょう…」と訊くところも、
助けを呼びに行こうとするイングヴェイを「行かないで」と呼び止めるところも健気でいじらしい。