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逆転裁判4(その2) [逆転裁判4]

その日、わたしはデパートの休憩スペースにいた。
普段携帯ゲームを外で遊ぶことはほとんどないんだが、待ち時間がかなりあったのと、
シナリオの続きが気になるあまり、今回初めてDSを家の外に持ち出したのだった。

買い物を済ませて、次の約束までまだ30分以上。
人のまばらなラウンジでこそこそ遊んでいると、カガク捜査が始まります。
下画面にまんべんなくアルミ粉を付けて指紋の検出だ!
タッチペンで白く粉を振りかけると、「そっと息を吹きかけてください」というコメントが表示されます。
はて、まさかホントに自分の息をかけるワケではなかろう。
冷静にタッチペンを握り直し、おもむろに操作を試みます。
しかし、アルミ粉はなにをやっても動かない。
ドラッグするように画面に線を引いても、ダブルクリックの要領でココッと叩いても、
ボタンを順番に押しても、吹き掛けるってことがどういうことかわからぬー。

仕方ないのでおそるおそる息を吹き掛けてみた。
静かなフロアであたりを気にしつつ、周りの人に怪しまれないように、そーっと。
やっぱりアルミ粉は動きません。
困った、よりによってこんな状況でこんな場面に陥ろうとは。
約束の時間まであと23分もあるのにゲームの進行が止まったら、
他にやることがなくなっちゃうじゃないか。
けれど、どのボタンを押してもそこから反応しないので、中断することもできず、
DSを半分に折り畳んでスリープさせた状態で持ち帰りました。

家に戻って取説を読んでもアルミ粉の吹き方なんて見当たらないし、
ヒントはそっと吹きかけてくださいというコメントだけ。
ヤケになってせーの!で息を吹き掛けたら、アルミ粉が飛んでいく……。
え、タッチパネルってそんな刺激にも反応できるの!?
下画面のセンサーが拾っているのは風圧? 温度?
とてもオドロキました、すごいねぇ。

その後の実証によると指紋採取用のアルミ粉を吹き飛ばすには、
文庫本の1ページが持ち上がるくらいの勢いで息を吹きかけることが必要です。
「そっと」じゃダメだ、結構本気で吹かないとダメなんだ。
しかし、カガク捜査は楽しいな。
やり方はかなりシンプルで、タッチペンで画面をなぞったりボタンを押したりするだけだけど、
自分の手で証拠を見付け出すから操作している実感がある。
手掛かりのアイテムを拡大させたり回転させたり、
多方向から調べて事件解決のヒントを発見できるのが面白い。
逆転裁判の半分は探偵パートでできているから、そういうのが大事と思うんだ。


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