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『蒼海訣戰』 2巻 [コミック]

『蒼海訣戰』の第弐巻が出ていました。
第壱巻は、表紙が可愛かったから買ったんだよね。たしか去年の6月頃。
青春大河で架空戦記で軍隊もので民族差別への抵抗で、舞台は水軍志官寮です。
主人公の三笠生徒は男で猫耳です――と、ブログに書いた覚えがある。

2巻は兵棋演習だけで1冊の内容をほとんどを取っているんだ、すごいなあ。
兵棋演習というのは、手作業で行う戦略シミュレーションみたいなものでしょうか。
士官候補生が学年別にチームを作って、どちらかが勝利条件を達成したら終了。
開戦前に与えられた条件に合わせてみんなで布陣や作戦を練って、
開戦後には生徒一人ずつが艦を担当して自分の判断で運用する。
砲撃・回避・離脱の判定は1ターンごとにダイスを振って決定……って、TRPGの戦闘みたいだな。
軍港の閉塞戦が舞台なのですが、初瀬生徒の強運と、八島生徒の不運ぶりに泣きました。

机上の演習でここまで引っ張れるんだ。
この漫画は、本当に士官育成から皇國水軍の指揮官までストーリーを突っ走るつもりかな。
『蒼海訣戰』は世界設定が壮大なので、できることならこのまま続けて大作にしてほしい。
この演習を経て、三笠と同学年(十五期)のみんなに一体感が出てきたのがよかったと思います。

2巻では女性キャラにも台詞がありました。
皇帝陛下がドジっ子だということが判明しました。
御前会議で椅子に足をぶつけてペタンと転ぶ、緋袴で健気でドジっ子な皇帝陛下。
小さい猫耳のおりんは、素直で可愛い。小さい子が着物+エプロンというのは素朴でいいな。

それと今回、陸軍のヒミツ兵器で無線送電用の鉄塔が出てくるんですが、
『葛葉ライドウ対超力兵団』に出てくる電波塔と似たようなデザインでした。
ライドウの電波塔(倭電イ号基)は、ワーデンクリフのラジオ塔がモチーフだと聞いたけど、
初期の鉄塔として同じように参考にしているのかな。
ライドウの電波塔がはっちゃけているせいで、こっちは大丈夫かと思って戸惑う――。


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