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『ADAMAS』 6巻 [コミック]

バカップルばんざーい!

『ADAMAS(アダマス)』は世界中の宝石を巡ってジュエルマスターたちがぶつかるアクション漫画。
のはずなんだけど、6巻はジンとレイカのやりとりが楽しくてどうしよう。
「6巻はジェネラル・ジンがすごいよ」という噂を小耳に挟んでいたので、
どんなものかと思っていたら、まさかの見開きで気合いを込めて描かれていたので、圧倒された。
どうしようかと思った。
思い出すたびに笑ってしまう。なんてカッコいいんだ。しあわせだ。
皆川亮二さんのキャラクターでこんな展開の漫画が読めてしあわせ。
というかズルい。もはや反則。

臆面なく求愛するジンがむやみにカッコよく、なぜか照れてぎくしゃくするレイカちゃんが可愛い。
おかしいな、わたしはこんなラブコメを期待して『ADAMAS』を読み始めたわけじゃないのに、
5巻のラストでレイカとジンが良い雰囲気だったのは話のオチにされただけで、
この二人にあるものはせいぜい好敵手的な信頼関係(微糖)くらいだと思っていたのに、
微糖を通り越してすっかりあまいよ! いつのまにか既定路線っぽいよ。
どういうことだ。ぜひこのままのノリを継続してほしい。

こんなはずではなかったと思って2巻のハワイ編を読み返したら、
この時点のジンがものすごくあやしくて眼つきも人外でまなっちろくて、
ラスボスになってもおかしくない常軌を逸して怪しい人だった。
ジェネラル・ジンはアレキサンドライトマスターなので光学迷彩は得意技だろうし、
あのときの姿はレイカ君の目に映っている幻影だったのかなー。

ジンはこれまでのイメージがあるのでやっぱり胡散くさいんだけど、
非人間的な部分と人間味のある部分の二面性もアレキサンドライトの特性のうちで、
どうか“彼女の資質に惚れてるだけでした!”みたいな非情なオチが来ませんように。
死別エンドや生死不明エンドもやめてくださいね。
いつか「笑う牝豹」とどこかのサラリーマンのようなカップルになったらいいじゃない。

レイカは行動力があってしっかり者で精神的にも自立してるところが魅力なんだけど、
ジンには隙を見せることが増えてきて可愛いな。
最近、ジンの陣営、シャニに対しても態度が甘いよね。
レイカ君がジンを思い出すときのビジョンが微妙にキラキラしてるのもおかしい。
そして恥ずかしい(笑) お味噌汁ネタも定番ですが、
この漫画はコテコテの展開を堂々と突っ走るのがデフォルトなので、なにも問題ありません。

それはさておき、この巻ではジンの子ども時代の写真とか
本名とか昔の仲間とか、いろいろな過去話がいっぺんに出てきました。
昔の仲間、ニコライとの対決シーンはわくわくした。
下剋上というシチュエーションも好きだが、帝王が昔の子分をあしらうのも好きだ。
それでもってスーツ!スーツ!スーツ!
皆川さんの描く男の人のスーツ姿、好きだなあ。
さりげなく子どもジンも大人ジンもスーツ姿を披露していてわたくし大喜び。
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